マンションの最上階に引っ越した。窓をすべて開放すると、隣には低い山が見える。
昼間に下を除くと、熊がいたのでしばらく出られなさそうだった。しょうがないのでながめていた。蜂が入ってきていたので叩いてつぶす。でかい蜘蛛は思いとどまって放置。
夕方になった。「サカタハッケンデンワタル」みたいな声がだんだん近づいてくる。隣の家の宗教もしくは政党か何かかな、と思って家の中の廊下を見るとちょうど坊主3人くらいが横切るところだったので慌てて扉を閉める。北関東でのこの時期の風習らしい。外を見ると、もう熊はいなかった。
山側の窓に、トンビやら鷹やらがとまってたので、靴べらで追い払いつつ閉めていく。こちらは開けてはいけなさそうだ。よくわからない鳥に靴べらが引っかかって、くちばしがとれてしまって間抜けな顔になった。